遠くの温泉よりも近くのお風呂!家庭のお風呂に入ることでも、お湯の温度、浮力、水圧によって身体にはいろいろな作用がもたらされます。ここでは入浴が身体にもたらす様々な効果と、その効果を高めるためのお風呂の入り方を紹介します。


お風呂の効果
筋肉をやわらげる!
お湯の浮力により重力から開放されて、身体にかかる負荷が約10分の1になります。このため筋肉がリラックス出来ます。また、温熱作用により体循環が良くなり、こりや疲労の原因である乳酸を筋肉から追い出します。

血行を良くする!
お湯の温度により血管が拡張されて血流量が増し、血行が促進されます。また水圧により静脈の血液が心臓にもどされやすくなるので、心臓の働きが活発になり、新陳代謝が促進されます。肺や横隔膜も水圧で圧迫され、肺の容量も小さくなります。これを補うために呼吸数が増え、呼吸循環機能の働きが活発になります。

ストレスを解消する!
ぬるめのお湯にゆっくりつかると、副交感神経の働きが活発になります。副交感神経はからだを休めさせる自律神経で、血圧を安定させ、気分を落ち着かせますので、心身のリラックス、ストレス解消に効果的です。

気持ちがシャキッとする!
熱めのお湯は交感神経の働きを活発にします。交感神経は身体の機能を活発にさせるようにはたらく自律神経で、眠気を覚まし、気分を爽快にします。



効果的にお風呂に入るために
浴温 微温浴
(40℃前後)
筋肉の緊張をほぐし、ストレス解消!
通常は40℃以下のお湯に15〜20分入ります。あまり長時間になると疲労しやすく、同じ10分の入浴でも、5分入浴していったん湯船から出てまた5分入浴する方が疲れにくくなります。
微温浴は身体の機能を調整する自律神経のうち、副交感神経の働きを促進しますので、からだを休め、リラックスしたい時に効果的です。
また、筋肉がいちばんほぐれやすいのは体温と同じ位の温度での入浴時なので、疲労回復には微温浴での入浴が効果的です。
高温浴
(42℃以上)
刺激的で気分爽快!
高温浴の場合、通常入浴時間は3分以内。血圧が大きく変動し、血液が濃縮されやすいので、長時間の入浴は血管障害を起こしやすいので避けた方が良いです。
高温浴は自律神経のうち、交感神経の働きを活発にします。交感神経は身体の機能を活発にさせますので、脳に刺激を与え、目覚ましに効果的です。
入浴時間 朝風呂は高温浴で短時間。身体を刺激し覚醒作用があります。疲労を防ぐために短時間が原則。
夕方 微温浴で長時間の入浴がおすすめです。筋肉の緊張をほぐし、ストレスと疲労を取ります。
就寝前 就寝直前に入浴すると血管が拡張したまま寝入ってしまい、湯冷めしやすくなります。また高温浴では神経が刺激されて睡眠が妨げられる場合があります。軽く汗を流す程度が良いでしょう。





        




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コンディショニングルーム 吉田整体院